幸せになっていいですか
~一哉Side~

良樹さんに呼ばれた・・・

真理さんのお兄さんが来たと連絡があった・・智哉が間違えたらしいと・・・

「一哉呼んでる」

「真理は?」

「お前だけらしい」

「・・っ・・・」

「行くか?」

「行ってくるわ」

そう言って来た・・・


ノックをして入ったら智哉が立っていた。

「智哉・・お前な・・・」すれ違いざまに言った。

「間違えた・・・」小さな声で言って来た。

「兄貴。この方が西田貿易の・・真理さんのお兄さんだ」

「初めまして。西田涼介です」

「初めまして。新藤一哉です」

「いつも真理がお世話になってます。すいません出来の悪い妹で・・」

「そんな。真理さんは素敵な方ですよ」

ソファーに座って話始めた・・。

「新藤さん・・真理とお付き合いを?」

きた・・聞かれた・・・

「はい。日はまだ浅いですが、お付き合いをさせていただいています」

「真理はあの一件から、随分変わりました。兄としても心配でした・・・
 新藤社長から聞きました。今はとても変わったと・・・一哉さんのおかげだと・・」

「いいえ。私は何もしていません・・真理さん自身の力で変わったのだと思います」

「真理のこと・・これからもお願いできませんか?」

「え?」

「一人の女性として・・・あいつを幸せにしてあげてもらえませんか?」

「はい。お約束します。真理さんを私が絶対に幸せにしてみます」

「よかった・・・これで私の役目も終わりました」

「は?どういうことですか」

「父に頼まれて、真理があまりにも避けているので、偵察がてら来ていたんです
 もう安心しました。一哉さん。真理をよろしくお願いします」

「はい。これからもよろしくお願いします。
 後日ご挨拶に伺いますのでご両親によろしくお伝え願いますか?」

「喜んで。」

俺は真理を絶対幸せにする決心をした。今まで以上に・・・

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