幸せになっていいですか
「真理。お疲れ」と手を貸してくれた。

「一哉・・・ごめんね」と言いながら立ち上がった。

「真理。すごいな。あんなに関西弁って迫力あんのか?」

「あ・・あれは・・」

「また真理の新しい所発見だな」

「どっちがいい?今とさっき。」

「どっちも。真理は真理だから・・でも怒った時はあれ無しで・・」

「怒った時のほうがでますよ」二人で笑った。

「これで真理さんのほうはいけそうだな・・・」と智哉が部屋に戻ってきた

「ああ。何とかなるだろう」

「大丈夫。ちゃんと家には連絡するから・・」

暫くの沈黙があり、私は帰ろうとした。すると・・・

「真理さん。まだ時間ありますか?」と智哉が訪ねた。

「今ですか?まだ仕事が・・・」

「申し訳ないですが・・・もう少し此処にいてください。俺達の両親がもうすぐここに来ます」

「は?今ですか?」

「会っていきませんか?」

「智哉さん、一哉さん・・私を殺す気ですか?」

「さっきの迫力あればできるでしょう」

「真理なら大丈夫」

「あんたら・・後でおぼえときや・・・」と低い声で言った・・

「・・・怖い・・」一哉と智哉が一緒に言った。

もうこうなったらどうにでもなれと思った。
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