幸せになっていいですか
定時がきた・・・

会議室から二人が出てきた・・・

「真理。先に帰る。後でな」

「加奈子。先に帰ってくれ。一哉と出かける」

二人は慌てて帰った・・・

取り残された私達は久しぶりに飲みに行くことになった。

その前に電話をした。実家に・・・

私が電話すると涼介から聞いていたのか、ものすごく喜んでいた。

父とも話をした・・。ちゃんと伝えた。結婚しますと・・

相手は新藤財閥の息子だと伝えた。

取引先の息子さんだから大切にと言った。

一哉のお父さんと一緒だなと思った。

落ち着いたら家に帰る事も伝えた・・・


電話も終わり、加奈子と飲みに行った・・・

ゆっくり話たかったのでマンションのレストランへ行った。

「真理、今晩泊まるの」

「うん。一哉が待ってろって」

「じゃ飲む?」

「飲む!」ワインで乾杯した

思いっきり飲んだ。今日一日の疲れを吹っ飛ばすために・・・

「加奈子・・・お嫁に行くって大変だね」

「そうだね・・・私も大変だよ~」

「なんせ財閥という看板が大きすぎた・・・」

「私なんて2枚看板よ。あんたよりしんどいわ・・・」

「確かに・・・でも真理と親戚になるのがうれしい」

「同期から友達・・親友・・親戚・・おもしろい」

「ほんと。私達が入って大丈夫かな?」

「大丈夫。何とかなるさ」

1本目のボトルが空いた

< 112 / 329 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop