幸せになっていいですか
「そろそろ帰るわ。明日仕事だし」

「今日は突然伺ってすいませんでした」

「いいのよ。すごく楽しかったから。今度は真理さん一人でね」

「じゃ また来ますね。お母さん」

「お父さんもありがとうございました」

「真理さんのご家族によろしくと伝えてくれ」

「はい。では」全員で玄関を出た。


「真理、沙紀さん帰ろうか・・」

「じゃ、良樹さん、一哉さん、智哉さん先に帰って」

「何で?」

「私達ちょっと寄って帰る所があって・・・」

「遅くなるなよ」

「はーい」とニコッと笑いその場で別れた。

「さてと、行きますか・・加奈子、沙紀さん」

「いったい何処へ・・」

「飲みなおし!」

「私行っていいんですか?」

「どうせマンションのバーだから、それにもう家族でしょ。」

「真理さん。加奈子さん」

「私達の中ではさん付け禁止ね。わかった」

「はーい。わかりました」

マンションのバーに着いた

「あいつらいないかな?」

「いるかも・・」

「あっ・・・いるよ。先こされたね・・・」

「じゃあさ、隠れて飲まない?」

「こそっと行けばわからないよ。後ろに座って飲もうよ」

彼らの背中を見るようにして座った。
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