幸せになっていいですか
家に着いた。

「とりあえず服は持って行けよ、あと小物もな」

一哉のスーツケースの中に洋服を詰めた。

私のスーツケースには小物類を入れた。

「お前これだけか?」

「だって・・・捨てたし」

「あ・・ごめん真理」

「いいよ。気にしてないから」

台所へ行ってお揃いのマグカップを持ってきた

「これは一番大切だから」

「割るなよ」

「じゃ鞄に入れるね」最後の小物を入れた。

家中の戸締りをした。

「じゃ またね」とリビングで言った。

「ん?なんだそれ」

「だって・・次はいつ帰るかわからないし・・・」

「そっか・・そうだな」

荷物を持って玄関へ行った。

「じゃ 行ってきます」と言って鍵を閉めた。

荷物を持って一哉に家へ向かった・・・




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