幸せになっていいですか
次の朝、二人並んで出勤した。

玄関で後輩や他の部署の人達がこそこそ話しているが、気にせず歩いた・・。

「おはよう!加奈子。良樹さん」

「真理・・また変わった?」

「何が?」

「なんだろ・・雰囲気」

「あ~久しぶりに髪をアップにしてるから?」

「う~ん・・でもなんだろう・・」

「真理ちゃん・・・手」良樹さんが見つけた。

「あ~!真理」と大きな声で言ったので、慌ててエレベーターに乗った。

「加奈子。声大きい」と小さな声で言った。

「だって・・・」と言ってきた。

エレベーターが着いた。走ってロッカールームに向かった。

一哉の背中を思いっきり叩いて、「やったね!」と言い

加奈子は後から走って追いかけて来た。

「真理、おめでとう・・・」

「加奈子、色々ありがとうね」

その場面を見た後輩たちが寄ってきた・・

「真理さんどうしたんですか?」

「真理ね~結婚するの~」と加奈子が言った。

「マジですか?真理さん」

「うん。」

「相手は?・・もしかして・・新藤さん?」

「・・・うん」

キャー!とロッカー中に黄色い声が広がった。

1課の部屋へ行くと、一哉が良樹さんと話をしていた・・

「真理」と呼ばれたので一哉のもとへ行った・・

「お~い報告があるから聞けよ~」と良樹さんの言葉にみんなが集まった

「一哉と西田さんが結婚することになったからこれから頼むわ」と良樹さんが言った。

みんなからの拍手と喜びの声が上がった。

「これから二人でがんばっていきますのでよろしくお願いします」と一哉が挨拶をした。

私は恥ずかしくなり、一緒に頭を下げた。


遠くで政子さんがVサインをしていた。

それを見て私もサインを送った。


その後いっぱい質問にあったが、恥ずかしながらも答えた。

何より、一哉がすごくかばってくれた。


報告後、一気に各部署に広がった。


イケメンがクールビューティーを捕まえたって・・
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