幸せになっていいですか
今日は何処の部署の子も声をかけてくる・・

疲れたので休憩室に逃げ込んだ・・・

加奈子と良樹さんがそこにいた。

「お疲れ~本日の主役~あれ?ひとりか?」

「そう。私一人です」

椅子に座ってはぁ~とため息をついた。

「真理?どうしたの?」

「私の結婚って、そんなに噂になるの?」と加奈子に聞いてみた。

「そりゃそうよ。真理と結婚するのよ。みんなが狙っていた男の相手が真理でしょ。
 相手が真理なら誰が手を出すと思う?」

「う~ん・・そうかな・・」

「暫くはしんどいと思うけど頑張って!」

「わかった。」残ったコーヒーを一気に飲んだ。

「一哉も結構みんなに言われてたぞ」良樹さんが言った。

「一哉も?」

「ああ。いつそうなった?とみんなに聞かれてたぞ」とニヤリと笑ってた

「え~い!こうなったらなんでも来い!」

立ってぐっと背伸びをして、気合を入れなおした。

「じゃ 頑張るわ」そう言って休憩室を後にした・・・。

その姿を見て一哉が笑っていたと後から聞いた・・。



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