幸せになっていいですか
私には詳しく言わない・・

どうして・・何故?それだけが頭の中で消えない・・・

一哉が呼んでいるのに気付かなかった。

「真理!大丈夫か?」

「うん・・大丈夫よ」

「あんまり考えるな。お前を守るためだ。ごめんな・・」

「でも・・・相手の方が気になって・・」

暫く沈黙があった・・一哉が話した・・

「真理、お前の性格をわかっているから言わなかったんだ。この話を聞けば
 きっと自分で動くだろ?」

「ってことは知らないのは私だけ?」

「加奈子さんも沙紀にも言ってはいない」

「なるほどね・・・」

「あの企業はちょっと厄介でな、ほしい物ならどんな手を使っても
 手に入れようとする。だから、お前が狙われても困るから、隠したんだ。
 俺には何もしないが、真理にもしものことがあったら大変だから・・・」

「そんなに危険なの?」

「ああ・・お前の親父さんの会社も探ってるはずだ」

「だから軽はずみな行動はしないでくれ頼むぞ真理さん」

「わかりました」

「おとうさん、お母さん、心配かけてすいません」

「何いってるの!こっちが謝らないと・・」

「そうだぞ、真理さんを嫁に迎えたのに・・これじゃなぁ・・」

「親父、暫くここにいてもいいか?」

「そのほうがいいかもな・・」

「わかった、じゃ荷物取ってくる」

「真理、お前の物取ってくるから、いる物後で電話くれ」

「わかった・・じゃお願いします」

一哉がマンションへ帰った・・私は一哉の部屋に行き掃除をした。
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