幸せになっていいですか
一哉が入って来た。二人で今後のことを話してくれた・・

これから何もかも事が早まると言われた。

これ以上事が大きくなる前に手を打つ為だそうだ。

ただ黙って聞いていたが、一哉に言った。

「一哉・・彼女に会って話していいかな?」

「わざわざ危険なことはしなくてもいいだろう」

「あのね・・私だって怖いよ。でもね、もう引き返せないのよ。
 私はあなたの妻よ。無理はしないから・・お願い彼女に会って話がしたい」

「・・・智哉と俺と沙紀がいる所でいいなら会ってもいいが、それ以外は許さない」

「わかった。約束します」

「真理、もしお前に何かあった時は、俺達みんなが大変なことになる
 ということもわかっているな」

「わかっています」

「わかった。じゃ、会社へ訪ねてきたらお前を呼ぶ。でもあまり無理はするな。わかったな」

「はい」しっかりとうなずいた。


見えない彼女にぶつかってみよう・・・

私の気持ちも伝えよう・・そう心に決めた・・


明日にそなえて寝ることにした

疲れていたせいか、いつ眠ったのかもわからなかった・・・。


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