幸せになっていいですか
ベイサイド・・・

海を見ながら芝生でのんびりできる公園。

小さいけど、レジャーシートを持ってきてよかった。

日焼けが心配だったけど、とりあえずシートを敷いた。

新藤さんがそこにゴロンと寝た。

私は横に座った。

「あ~気持ちいい。久しぶりだなこんなことするの」

「真理さんは?」

「う~ん。忘れた。こんな公園で過ごしたことないかも。」

「そっか・・・結構いいよ。こういう休日も」

「そうですね」

周りは家族連れも多かったが、カップルもそれなりにいた。

「ちょっと寝てもいいかな?」

「風邪ひきませんか?」

「これだけ暑かったら大丈夫でしょ」

「じゃ 暫く寝かせて・・・」

(車の運転もしてくれたし、お好きなだけどうぞ~)

「あっ。寝ている間に置いてかないでね」

「あのねぇ~私だってそんなばかなこと・・・しません」

「そうだよね。真理さんやさしいから・・・」

そういうと眠ってしまった・・。

「早!!疲れているのかな新藤さん・・・」

ひざ掛けをそっとかけてあげた。

(寝顔がきれい・・・やっぱり整った顔が眠っていると、寝てる姿までかっこいいわ・・・)

頬をつついてみた。起きない・・・。

熟睡か・・・仕方なくぼーっと海を眺めてた。

こんなにのんびりした気持ちになったのはひさしぶりかも・・・

海風と太陽といつの間にか、ウトウトとしてきた・・・。
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