幸せになっていいですか
「今朝話したことですが・・はい・・お願いします
 何としても守りたいんです・・はい・・では・・」

電話を切った。

「きっとお父様が着くころには話が終わると思いますよ」にっこり笑って言った。

「え?どういうこと?」

「私の実家のことわかりますよね・・」

「ええ・・」

「絵里さんの会社の大株主ですから・・意味がわかりますよね?」

「まさか・・・沙紀のお父さんまで・・」

「真理を守るためと言ったら、もっと早く言えと怒られたぐらいです」

「沙紀・・ありがとね・・」

「これも真理に恩返しですから・・」

私の携帯が鳴った・・・

「一哉。何?」

「沙紀にやられたわ・・」と笑って言ってきた。

「みんな大丈夫?」

「ああ・・詳しくは後で・・じゃ帰ってこいよ」

電話を切った後、加奈子がやってきた。

「良樹から電話があったの!びっくりしたわ。沙紀やったわね」

「ええ・・私もやる時はやりますから・・」

3人で笑った・・急いで家に帰った。


急いで家に帰ると、リビングで男達が座っていた。

「ただいま・・・」

「お帰り・・そこに座って」

お互いの報告が始まった。

< 174 / 329 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop