幸せになっていいですか
(気持ちいい・・・心地いい・・・このままゆったりしたい・・)

すーっと目が覚めた・・・あれ?肩?

「あー!ごめんなさい」

「いいよ。俺の肩でよかったらいつでもどうぞ」

(顔が熱い・・・もしかして照れてる・・・)

「って、新藤さんいつ起きたんですか?」

「ちょっと前。目が覚めたら、下を向いて寝ている真理ちゃんがいて
 そのまま寝たら首がいたいだろうなぁ~って思って
 それで、肩を貸しただけ」

(起こしてくれたらよかったのに・・)

「きもちよさそうに寝てたから、見てた」

「見てたって!」

(恥ずかしい・・・)

「そろそろお腹すかない?」

「ホテルで買ってきたサンドウィッチならありますが」

「じゃコーヒー買ってくるわ」

そう言って買いに行ってしまった。

久しぶりにのんびりしたような・・・おまけに昼寝はするし・・・

はぁ~とため息が出た。

(今日はこんなでいいのかな・・・)

う~んと背伸びをして空を見上げた。

雲一つない青空。心地よいおだやかな風。

こんなに空を眺めたことあったかなぁ・・・

コーヒーを持った彼が走ってきた

「お待たせ」

「ありがとう」
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