幸せになっていいですか
「加奈子がさ・・身体がだるくて・・気持ち悪いって言うから・・」

きっとそうだ・・・

「そう・・じゃ私加奈子と病院付き添うわ」

「俺の車使っていいから、送ってやってくれないか?」

「そうね・・じゃ行くわ」

「良樹さん。いいお知らせかもね」と笑った。

「まじで?」

「一番にパパかもね」とさらっと言ってやった。

「真理。本当か!」と一哉までくいついてきた。

「加奈子はもともと元気だし、私の予感が当たったらだけど・・」

良樹さんが落ち着かない様子が分かる。

「良樹さん。多分だから・・ちゃんと診たら電話するから、
 いつもの落ち着きどこ行ったの?しっかりして。病気じゃないから」

「ああ・・わかってるよ」

「一哉、さっさと行って。これじゃ私連れて行けないわ」

「ああ・・いってくる」良樹さんと出かけた。

加奈子の家へ行った。

顔色の悪い加奈子が出てきた・・

「大丈夫?」

「気分が悪くて・・多分・・だと思う」

「やっぱり・・検査した?」

「まだ」

「持ってる?」

「昨日買ってきた」

とりあえずトイレ言って簡易検査をするように連れて行った。

やっぱり陽性反応が出た・・

加奈子が少し笑顔になった。
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