幸せになっていいですか
一哉が帰ってきた・・

「沙紀来てたのか?智哉は家に帰ったぞ」

「あ・・連絡し忘れた・・帰ろ・・」

智哉が沙紀を迎えに来た・・

「ここだと思ったわ・・」と自分は心配してた様子を隠ように言っていた。

さっきのことを思いだし、沙紀と笑った。

二人は不思議そうにこっちを見ていた。

男達の心配性がさらに磨きがかかり、これからもっと大変だと思った・・

加奈子のこともあったので、今夜はここで食事をした。

「兄貴・・毎日このご飯食べたら確実に太るな」と智哉が笑った。

「そうだろ・・これからジムい行かないと・・」と笑っていた。

どうも私のご飯はこの兄弟にはあうらしい・・

沙紀のご飯のほうがもっとおいしいのに・・

「確かに真理のご飯は胃袋捕まれそう」と沙紀まで言っていた。

「私は沙紀のご飯がいいけど・・」

「俺達は飯に不自由なさそうだな。これから何があっても」と意味ありげに

智哉が言った・・

「そうだな」と一哉が笑った。

食事の後、良樹さんの結婚式の話をした。

私は友人代表として呼ばれていたが、今の状態だと親族になっている。

どうするんだろう・・・下手すりゃ結婚発表になってしまう・・

それは避けたい・・

「真理、とりあえず今回は友人代表頼めるか?」

「そのほうがいい。結婚してることはみんな知らないし・・」

加奈子の友人としてそばにいることになった。
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