幸せになっていいですか
「これおいひぃ」

「食べながらしゃべらない」

「はぃ すいません。って年下に注意された・・・」

(しまった・・・)

「そんなつもりじゃ・・ごめん・・」「ストップ」

「俺よく注意されることだから、食べながらしゃべるところは」

「そうですか・・ふふっ。新藤さん子供っぽいところあるんですね」

(新藤さんこんな一面もっていたんだ・・・)

「子供っぽい?こんなこと初めて言われたな~」

コーヒーを飲みながら少し目線をそらした・・・。

「ふっふふ・・」

「今笑った?」

「えっ?笑ってました?」

「笑った。悲しく無い目で笑った。真理ちゃんが楽しく笑った。」

「へっ?・・・・・」

「きょうは凄く楽しい。もう少しデートしませんか?」

「デート!って・・・」

(散歩じゃないの?)

「さぁ食べ終わったことだし、そこのショッピングモールでも行きましょうか」

「行ってもいいんでしょうか・・・私なんかと」

「今日は真理さんといるのが楽しいので、付き合ってください」

「・・・わかりました」

公園を後にして、ショッピングモールへ歩きだした。

潮風がなんだか気持ちよかった。
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