幸せになっていいですか
「無理は言いません・・・僕たちの結婚式に出席してもらえませんでしょうか?」

その言葉に驚き、二人が顔を見合わせてから一哉に言った。

「私達が行ってもいいのか?・・・」

「もちろんです。ご迷惑じゃなければ絶対に来てもらいたいんです」

「お願いします・・」と二人で頭を下げた。

「日取りはいつなんだ?」

「はい・・来年の4月5日です」

その答えろきいて目を丸くして、驚いていた。

「それは・・優志の誕生日じゃないのか?・・」

「私達の大切な人の記念日です・・その日に決めたことも伝えたかったんです」

「二人とも・・」涙目で笑っていた。

「では・・喜んで出席させてもらいます」と返事をもらえた。

遠くの優志の写真に目を向けた・・優志も来てね・・と心で呟いた。

優志に一哉のことも報告できた・・・

両親にも結婚の報告もできた・・・

新藤の嫁として生きて行く・・優志にその姿を見てもらえることもできた・・

優志・・・これで本当にちゃんと終止符を打つことができたから・・

これからは、私達のことを見守ってね・・
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