幸せになっていいですか
良樹さんを加奈子の所へ送り、実家へ向かった・・・

今日の日の出来事を一哉の両親、智哉夫婦に伝えた。

「おつかれさん・・真理さんもご苦労だったな・・」

「いえ・・元は私の事でもありましたから・・一哉のほうが・・」

「俺は大丈夫だよ。真理のほうが心配だったから」

「兄貴ってホント真理さんのこと愛してんなぁ~」

「おい!親の前で言うな!」と赤くなった顔を手で隠した。

「智哉さんだって沙紀のこと愛情ダダ漏れ状態でしょ」

と言い返してやった。

「え?そんなことないよ!な!沙紀」

「私はそんな智哉がを愛してますから」とさらっと言った。

「嫁自慢か・それとも男達のバカの競い合いか?」とお父さんが大笑いした。

「お父さん。一哉が一番だと思いますよ」と最後に言ってやった。

「真理!何てこというんだ」と頭をやさしく叩かれた。

いつまでも笑いが止まらなかった・・。

すっかりこの場になじんでいる自分がいる・・

ほんとに新藤の嫁だなと思った・・

食事をしてみんなで他愛もない話をして、家に帰った時は日付が変わっていた。

寝る前にベットの中で話した・・

「今日は疲れたね・・」

「ああ・・真理は大丈夫か?」

「うん」

一哉が覆いかぶさるように体制を変えた。

「今夜は・・だ・・」断る前に唇が落ちてきた。

この状態かた止まる事は無理なのはわかっていた。

長いキスの後、唇が離れた・・

やさしく笑って見つめられている・・・

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