幸せになっていいですか
当日・・・

とうとう来た。この日が・・・朝から気合入れて起きた。

一哉もなんとなく緊張しているような感じがする・・・。

お互い笑いながら、今夜は楽しみだなと言いながら用意し始めた。

今夜から明後日までホテルで過ごす。私の誕生日プレゼントらしい・・

荷物をまとめて玄関へ向かった・・・

智哉さんが待っていた。

「兄貴~じゃ頑張れよ」と肩を叩かれた。

「ああ・・」やさしく笑って答えた。

迎えにきた車に乗ってホテルへ急いだ。

町並みはクリスマス一色。どこを見てもカップルと家族連れが多い。

「真理。誕生日のお祝いは今夜な」耳元で言った後そっとキスをした。

「もう・・」顔が真っ赤になって一哉の腕を叩いてしまった。

ホテルの到着・・・。

「さぁ始まるな」そう言って車を降りた。

チェックインを済ませ、部屋へ案内された。

スイートルーム・・・

「何でこの部屋?普通でいいのに・・・」

「真理の誕生日だから」ソファーに座りながら言った。

「一哉・・・ごめんね・・」

「どうってことないよ」その余裕が一哉らしいと思った。

昼のパーティーの用意を始めた。

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