幸せになっていいですか
別室へ行くとヘアメイクさんが待っていた。

お願いをしてはじまった。

セットが終わり、メイクまでしてもらい、何だかお姫様気分だった。

ここまですると言うことは、私もかなり気合がいる。

私は誰?と言ってもいいぐらい変わってしまった・・・

こんな私もいたんだ・・・目の前に自分に笑った・・

「その笑顔、素敵ですね」とヘアメイクさんに言われて赤くなった・・

ドレスに着替えて一哉の待っている部屋へ向かった。

「真理・・・・・」名前を呼んだ後、見つめたまま何も言わなかった。

「おかしい?」

そっと抱きしめて何も言わなかった・・・

普段なら何か言ってくれるのに・・・

一哉の顔を見上げた。え?顔が赤い?

「真理のこと・・みせたくねぇなぁ」ポツリと言った。

その言葉にクスッと笑ってしまった。

あまりに綺麗で言葉も出なかったと言った。

そろそろ時間なので会場に降りた。

みんなが綺麗に着飾って華やかな会場だった。

腕を組んで歩いている所を後輩に偶然会ってしまった。

「真理さん!わぁ~綺麗!」って大声で言うから

注目された・・。

しーっと口元に指を置いたが遅かった・・・。

みんなに注目されてしまった・・・

そこは笑いながら二人で会場に入った。

良樹さんが声をかけてくれた。











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