幸せになっていいですか
「お～真理ちゃん化けたね～」

「良樹さん・・凄いでしょ化けっぷり」って笑って返した。

「人の嫁に何てことを・・」

「一哉、お前今日一番だな」

「当たり前だ。真理に勝てる奴はいないよ」余裕の笑みだった。

加奈子も紺色のドレスを着ていた。綺麗な妊婦さんの姿に

素敵な姿ねと一哉と見て言った。

智哉と沙紀は挨拶周りで忙しそうだった。

「俺達も行かなきゃな」と手を取って会場の中心に連れて行かれた。

智哉さんの所へ行くと、またここでも言われた。

「真理さん・・素敵～」

「兄貴、やっぱ真理さんじゃなきゃだめだったな」

「だろ。いい女だからな」

「はいはい・・本人の前はやめてね」と照れながら言った。

クリスマスパーティーが始まった・・

役職、上司、部下、今夜は関係なく思う存分楽しんでいいパーティー

一哉と良樹さんはかわいい女子社員に囲まれて写真を撮られていた・・

スーツ姿よりもかっこいい・・そりゃみんな見たいと思う・・

そんな姿を遠くから加奈子と二人で見ていた。

「既婚者が何やってんのよね～」

「いいじゃない・・もてるっていいことかもよ」

「バカに捕まらなきゃいいけどね」

「大丈夫よ。加奈子の旦那に手出したら後が怖い・・」

「真理、あんたこそ気をつけないと！」

「そうね・・」お互い笑っていた。







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