幸せになっていいですか
少し眠ったので身体が楽になった。

ヘアメイクさんが部屋にきた。

また違ったセットをされた。

こんなにしても変わらないのに・・・少し勿体ない気がしたが

新藤家の嫁として今夜はちゃんと努めなければならない。

後少し・・・


今度は真っ赤なドレスを着てあのダイヤのネックレスをした

「お待たせ」と部屋を出たら、みんながソファーに座っていた。

みんなも着替えていた・・・。

一哉も昼とは違う黒とグレーのタキシードを着ていた。

「真理また変わったね・・すごく綺麗・・」

「真理の為のドレスみたい・・」

と加奈子も沙紀も褒めてくれた。

「兄貴。ほらエスコートして」

「じゃ行くか!真理おいで」腕を組んで歩き始めた。

「あの二人・・・もっと早く結ばれていたらな・・」

「ほんと遠回りだったよね・・」

「今の真理って幸せな顔してるね・・智哉」

「兄貴もこれでやっと落ち着いたな・・」

後ろから何か話しが聞こえるがよくわからなかった・・

「何か言った?」と聞いたら、

「あんた達の悪口!」って言われた。

「何て!もっかい言って」と言ったら

「真理・・言葉変わった」と突っ込まれた。

「あ・・・」結局聞けずにエレベーターで会場まで行った。
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