幸せになっていいですか
3人で楽しく話していると、見知らぬ人が声を掛けてきた・・

「新藤真理様ですね」

「はい。どちら様でしょうか?」

男性の後ろから顔を出したのは絵里さんだった・・・

「絵里さん!」

「真理さん綺麗・・これじゃここの男性陣が見とれるのもわかりますね・・」

「絵里さんこの方は?」

「あの後、父と話して・・・やっと許しが出ました。このたび彼と結婚することに・・」

「よかった!おめでとう」とその場で抱き合ってしまった。

「あの時はほんとにごめんなさい・・」

「もう忘れてよ。でもあのお父さんよく許したね」

「真理さんの家出・・真似てみました」こそっと耳元で言った。

「は!あかんやん!」

「でもそのおかげです」と素敵な笑みで答えた。

「もう・・心配かけたらあかんよ」

「もうしませんよ。じゃ真理さんお幸せに」と手を振って別れた・・

今日はどれだけビックリすることが起こるんだろう・・

そろそろいい時間になってきた・・・お開きだね・・

みんなを迎えに来てくれた・・・

「さぁ後ひと踏ん張り頑張ろう、真理」

「はい」腕を組んで、お別れのあいさつへ向かった・・
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