幸せになっていいですか
~一哉Side~

今日は、久しぶりに楽しかった。

昼寝なんかできなかった。彼女がいつ泣いてしまうか不安だった。

眠ったふりをしていたら、顔を突かれた。

あれは驚いた。心臓が飛び出すかと思った。

彼女に惚れてる・・・。そう思わされた。

優志には申し訳ないが、お前を失ってからの彼女をずっと気になっていた。

優志と付き合う前から彼女のことが好きだったからだ。

だけど俺には婚約者がいたから、何もできなかった。

俺との婚約が破断になり、彼女は弟と結婚した。おれは彼女に誤った。

彼女は言った。あなたは何も悪くない。

あなたは私とは結婚してはいけなかったと。

政略結婚。婚約者は俺より弟が好きだったことを知らされた。

私は好きな人と結婚できました。だから誤らないでと。

運命ってあるのかと思った。

真理さんを好きになってはいけない・・・そう言い聞かせた自分に。

でも、力になりたくて・・・。

そう思っていくうちにどんどん彼女のことが好きになっていった。

でも優志のことを思うと・・・感情を押し殺すしかなかった。

真理さんはまだ優志のことを愛している。

今なら・・・

お前のことを思っている彼女を愛してもいいか。

優志・・・許してもらえるか。俺のこの感情を・・・。

優志・・・答えてくれ・・・
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