幸せになっていいですか
日が経つたびだんだん来客も減り、家族でゆっくりできる時間ができた。

結婚式のことも色々話す時間ができた。

「真理がだいぶ折れてくれた」

「真理さんどうしたの?折れたってどういうこと?」

「私は無駄なものは削るっていったんですが・・・中々一哉も許してくれなくて・・」

「って結局どうなった?」

「お色直しは2回で・・・ウエディングドレスはオーダーにしました」

「もっと派手にしたらいいのにな兄貴」

「だろ?真理は嫌なんだってさ」

「当たり前です。無駄です。着るのは私。ドレスが変わっても一緒」

「真理はドレスが似合うのに・・・」

「沙紀。もう私は若くないの」

「真理は気を使いすぎだな・・」

「そうよもっと甘えてね真理さん」

「お父さんとお母さんには十分甘えてますから」

「後日のドレス選びが楽しみね真理」

「お母さんも沙紀も一緒に来ませんか?」

「女だけで行こうかしら」

「俺達もいく。親父どうする?」

「行くか!みんなで」

とんでもないドレス選びになってしまった・・・。



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