幸せになっていいですか
加奈子に、今朝のことを話した。

「じゃみんなで行こうよ」

「加奈子、みゆきが緊張するでしょ」

「だって一哉さんの後輩でしょ後藤君って」

「え?あいつの彼女か?」

「一哉知らないの?」

その言葉に呆れてしまった・・・。

良樹さんの結婚式から始まった事を説明して、今の現状を言った。

「ここ呼ぶか?」

「社長に呼ばれたら、何事ってなるでしょ。」

「俺だからいいんだよ」

後輩の後藤君を呼び出した。

すごく緊張した顔で入ってきた。

「ごめんな。急に」

「みなさんお揃いで、何かしましたか?」

「今は気をつかわなくていいから、あのな、お前の彼女なんだけど、ちょっとまずいみたいだな」

「え?知りませんよ」

「ったく・・結構やられているらしいぞ」

「え?えーー!」

「もう会社で堂々と一緒にいろ。わかったな。それと昼食、一緒に食うぞ」

「わ・・わかりました」

一哉にびびっていたのか、ちょっとひきつった笑顔だった。

「じゃみんなで社食に行くか」

「じゃみゆきと行くから後で」と先に向かった


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