幸せになっていいですか
みゆきと食事していると嫌な言葉が聞こえた。

真理さん連れてなんて何あれ。ほんとむかつく。早く別れたらいいのに・・

「ちょっとしめてこようか?みゆき」

「真理さんいいんです」

私が睨むと、言った本人は目を背けた。

「お待たせ」と後藤くんと一哉と良樹さんと加奈子が来た

さすがに一哉がくると、言った本人も慌てて食堂から出て行った。

「あの子達よ」

「わかりました」と後藤君が出口を見ていた。

「みゆき・・ごめんな」

「いいの大丈夫だから」

「まぁかわいい。みゆきって」と笑うと、

「真理さんには負けます」って笑って返した。

「一哉さんって幸せなんですね」

「やっと奥さんになってくれたんだからな」

「そうだよ。真理ちゃんには相当手こずったみたいだぞ」良樹さんが言った。

「みゆき、一哉さんが真理に惚れてたのよ」加奈子まで言いだした。

「え!真理さんそうなんですか?」二人が驚いていた。

「まぁねぇ・・・」苦笑いをした。

「二人みたいになりたいですね・・いつかは」とぽつっと言った。

「みゆき、それ後藤君に逆プロポーズだよ」

「ち・・違います!!」顔を赤らめて言った。

後藤君も顔が真っ赤になってしまった。

「勘弁してくださいよ~」

「この際だから後藤もがんばって。じゃお先に」と私と一哉が席を立った。

「みゆき、大丈夫だからね」と加奈子がみゆきの肩を叩いた。

とりあえずここは何とかなったみたいだ。
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