幸せになっていいですか
少しの時間だったが、4人での食事は楽しかった。

話は仕事のことばかりだったが、3人の仕事をしている様子がわかったので

安心できた。

「真理これからどうする?」

「買い物して、一哉を送る」

「ほんまに帰るんやな?」

「はい。明日は用事がありまして」

「じゃ今度は行った時に飲みましょう」

「はい。また男同士で」と一哉が笑った。

「また・・のけもんやわ」

「真理。拗ねるなよ」

「冗談。好きにして。私も一哉のお母さんと遊ぶから」

「真理、仲良くするんやぞ。一哉君の両親と」

「もう仲良しです」

「そうですよ。父とさしで話ますからね」

「おいおい・・どこまでお前は・・」

「それがよかったんですよ。涼介さん。今じゃ父が俺よりも真理のほうが心配だと
言ってますから」

「心配しないで。大丈夫よ。新藤の嫁としてちゃんと努めますから」

「良かった・・・これで安心した。真理がんばれよ」

「はい」にっこり笑った。

時間が来たので、お互いお店で別れた。

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