幸せになっていいですか
「そろそろ駅にいかないと」

「そうだな」

「送って行くから」

「頼むな」散らばった服を取り、着替えた。

「かずや・・ちょっときて」服を着る前に抱きしめて、胸元をキュッと吸った。

「仕返し」ニコッと笑って返した。

胸に小さな後をつけた。

「やったな・・」口角をあげて笑った。

準備ができたので駅前送った。

「じゃまたね」

「ゆっくりしろよ。いつ戻ってきてもいいからな」

「はい。でも何かあったら電話してよ」

「着いたらまた電話するから」

「じゃお別れのキスは?」

「え?真理何言ってるの?」

「いいじゃない別に」少し照れながら言った。

「可愛い・・」軽く唇にしてもらった。

「じゃあな」

「またね」

ドアが閉まっても手を振っている。列車が発車した・・

ホームから出るまで見送った。

一人で立つホームが何か寂しかった・・・。






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