幸せになっていいですか
朝・・・・・。

この日がやって来た。結婚式・・・

そして優志の誕生日・・・

ベランダに出て朝日を見ていた。

「優志・・・今日はきてね。待ってるから」

「真理・・・おはよ」後ろから抱きしめてくれた。

「おはよ・・まだ早いよ」

「もう眠れない。今、優志と話ていただろ?」

「わかった?」

「やさしい顔で空見上げてたから」

「一哉には何でもバレるね」

「どれだけ真理を見てたと思う?」

「いっぱい・・・」

「ははははは・・そうだな」

部屋に入って今日の準備を始めた。

いよいよ始まる・・・

式は身内だけ、披露宴は盛大に・・・はぁ~今から憂鬱になりそう・・・

部屋いっぱいの荷物玄関まで何度も往復して運んだ。

車3台で乗るかな・・・

そうしているうちに時間は経っていく・・

遅めの食事を終えて最終確認をしているとみんながやってきた。

「真理、いくよ~」母さんと桜さんがやって来た。

「じゃ、一哉向こうでね」

「ああ後で」

荷物を持って先に家を出た。

今夜は最強で最高の花嫁になろう・・・



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