幸せになっていいですか
式場に着き、控室へ行き、準備が始まった。

ヘアセット、メイク、着替えと着々に進み、

できあがた自分に驚いていた。

「これが私・・・?」

「とても綺麗ですよ。このドレスは新婦様為だけのドレスみたいですね」

「カラーのお花のブーケのとてもお似合いですよ」

「カラーは私の好きな花なんです。こんな綺麗にしてもらって、好きなお花のブーケで
こんなに幸せでいいのか・・・」

「今日の主役ですよ。そんなこと言わないで・・・新郎様をもう一度惚れさせましょうね」

「え・・」少し頬が赤くなった。

ドアのノックが聞こえたので返事をすると、加奈子と沙紀が入って来た。

「真理・・・」

「綺麗・・・」

「ありがと・・それより沙紀、大丈夫?」

「大丈夫です」ウインクしてくれた。

「これ一哉さんが見たら、誰にも見せないかも・・・」

「そうね・・・きっと隠しそう」

「真理の家族の人呼んでくる」と沙紀が出て行った。

「加奈子・・ベールありがとね」

「よかった。似合って。長いからしんどいかもよ」

「大丈夫。最強の花嫁ですから」

「確かに・・・それだけ纏ったら、怖いもの無しよね」

「このネックレスすごいでしょ」

「私も見てそう思う」

沙紀に連れられて、みんなが入って来た。

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