幸せになっていいですか
ベットに戻る時もお姫様抱っこでベットルームへ行った。

完全に確信犯だ・・・逃げれないように仕組まれた・・・

ベットに軽くポンと身を投げられた・・・

バスローブが投げられた反動ではだけてしまった・・・

「一哉・・・待って・・・」

「待たない・・・そのまま動ごくな」

胸元が広がっているのに、さらにそこを広げた・・・

鎖骨部分を撫でられていく・・・

その指使いがただ撫でているだけなのに、ゾクゾクしてくる・・

ドキドキしているのが伝わったのか、一哉の口角が一瞬上がったように見えた・・・

首筋に唇が落ちてきた・・・耳元で囁いた・・・

「真理・・・今夜は寝かさないから・・・」その言葉の後・・首筋に熱い痛みを感じた・・・

一哉の指先と唇が私の身体の弱い部分を責めてくる・・・

「真理・・・気持ちいい?」

いつもと違う・・・こんなこと聞かないのに・・・

その言葉に身体が熱くなってきた

「真理・・・やさしくできないかも・・」

激しさのなかにやさしさがある・・・こんなに強く求められるなんて・・・

いつも以上に身体が反応してしまう・・このままじゃ壊れそう・・

意識が遠退きそうな時・・唇を塞がれた・・

舌が絡み合い・・口内が一哉に責められて、息ができなくなってきた・・

苦しさに顔を離した・・・

「目が・・うつろになってる・・・もう限界?」

「もう・・・だめ・・かも」

「俺も・・・」

動きが激しくなっていく・・・

離れないようにぎゅっと背中に腕をまわした・・・

頭が真っ白になった同時に意識が遠退いていった・・・

一哉の背中に赤い2本線を残した。
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