幸せになっていいですか
席を立って休憩室に向かった。

コーヒーを買いに自販機へ向かった時、良樹さんと一哉さんが外の景色を

見ながら、タバコを吸っていた・・・。

「新・・・」二人の会話が聞こえた。

二人に見えないように隠れた。

「昨日お前真理ちゃんに何した」

「・・・・・」

「昨日の夜、泣きながら加奈子に連絡してきた」

「加奈子さんに」

「彼女相当辛そうだったぞ・・・」

「・・・・・」

(聞かないほうがいいかも・・・)帰ろうとした時、

「お前も彼女が好きなんだろ」

「・・・ああ・・好きだよ・・それ以上かも」

「・・・心に優志がいても彼女は彼女だ・・・
 今の彼女は変わろうとしている。今日わかったよ」

「でも無理はするな。彼女はまだ不安定だ・・・」

(良樹さん、気にしているんだ・・・ごめんなさいね)

「ああ・・わかってる」

「心配かけてすまなかったな良樹さん」

「これぐらいどうってことないよ」

私は素知らぬ顔をして

「もう。探しましたよ~」と言いながら近づいた。

「本日の美女登場~」

「良樹さん。怒りますよ」

「はいはい。ってことだから、一哉頼むわ」と言って私の肩を叩いて帰って行った

「了解です」と言って一哉はタバコを消し、部屋へ帰ろうとした時、

「コーヒー飲みますか?」

「そのつもりで来ました」というと、

2個ぶんのお金を渡して、歩いて行った。

(ごちそうさまです)

カップコーヒーを二個買って部屋へ向かった。
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