幸せになっていいですか
休憩室に言って熱くなった顔を冷やしていた。

(もうこれじゃ仕事するのも大変だわ・・・)

「加奈子のやつ・・・」

「私が何って?」いつの間にか隣に立っていた

「わぁ!あっ。もうこれ以上ドキドキさせないでよ」

「真理・・・はっきり言うよ。あんた一哉さん好きでしょ」

「・・・多分」

「多分ってあんたまだ優志さん引きずってんの?」

「・・・うんでも、前ほどじゃないよ」

「家に帰ると思い出す・・・優志のことを」

「写真残ってんの?」

「ある」

「もう見るのやめたら。いっそのこと捨てたら」

「うん・・・で・・も・・」

「何?」

「何って・・・」

「あ~もうじれったいな!あんたがそれを何とかしない限りずっとこのままだよ!」

「そりゃ優志さん思う気持ちもわかるけど、一哉さんの気持ち考えたことある?」

「彼にとってどれだけ苦しいことか。真理。あんたわかってる?」

「だって優志とあーなってから始めてなんだよこんな気持ち。」

「どうしていいかわからないことだらけで・・・」

「あんた女子高生か・・・」

「気持ちに答えたい。でも答えが・・出ない・・・」

「じゃ一哉さんを好きなのは確かなんだね。」

「それは間違いない・・・」

「後は優志さんか・・・」

「ごめん加奈子心配ばかりかけて・・・」

「あんたにものすごい勇気があればいいのにね・・」

(勇気・・・そんな気持ち出してないな)

「じゃ 先戻るね」加奈子は帰って行った

その話を片隅で良樹さんが聞いていた・・・
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