幸せになっていいですか
「お前らこれからどうする?」と良樹さんが聞いてきた。

「俺帰ります。」

「一哉さん。ここに戻ってくるの?」加奈子が聞いた。

「あっ・・・考えてなかった。真理さん・・俺の家に来る?」

「へ・・・いや・・まだ・・そんな・・」

「もうじれったいな!一哉さん連れて行って!真理を」

「え?なんで加奈子が決めるのよ!」

「あんたが決めたらいつになるかわからないわ!用意させるからそこで待ってて。」

加奈子が手を引っ張て寝室へ行った・・・

「真理。今夜泊まってきな。」

「えーいきなり!」

「あんたもう子供じゃないんだから・・・」

「そうだけど・・・嫌なら帰ってきたらいいじゃん。歩いて帰れる距離だし・・」

「それもそうだけど・・・一哉さん泊めるって言ってないし・・・」

「あ~もう!家に来るっていったら、そこんとこまで考えないと」

「だって昨日だよ二人が始まったのは」

「あんたはそうでも、一哉さんは何年待った?」

「だよね・・」

「もしかして、真理。手も握ってないの?」

「そんなことはないよ」

「じゃ大丈夫だわ。頑張ってきな!」

「うん・・・じゃ用意する・・・」

「とびきり可愛くするのよ」

(はぁ~・・・・。緊張するなぁ~・・・)

「できるまでお茶のんで待ってるから」そう言って部屋を出た。

とりあえずシャワーを浴びに行った・・・。
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