幸せになっていいですか
歩き出す
今日も初めて行ったときのように天気がいい。

でも今日は暑い・・・


車で海沿いを走り、外を眺めていたら、

「思い出した?」

「うん。思い出した・・」

「あの時の真理から今思うと・・変わったな」

「そうだね・・・自分でも思う」

「あのなんとも言えないあの悲しさが無くなったな・・」

「一哉のおかげだから・・ありがとうね」横を向いて頬にキスをした。

運転している顔が一瞬緩んだ。その顔もすごく素敵で、私には勿体ないぐらいの人。

少しクスッと笑ってしまった。一哉の顔がちょっと赤くなった。

照れ隠しなのか、キスした所を手で触って片手で運転してた。


あっという間に駐車場に着いた。


「何?思い出し笑い?」

「一哉も何かにやけてる」

「俺はいい。真理は何だ?」

「違う。今楽しいなぁ~って」って横を見て笑った。

「今日は一日楽しく過ごせそうだな」そう言って車を降りた

「じゃ 楽しみます!」降りて一哉に向かって歩いて行った。

恋人つなぎをしてお店へ向かって歩いて行った・・・。
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