幸せになっていいですか
「一哉~あんたすごいわ~ほんと。よくやったわ!」

「え?何がですか」

「真理を元に戻したからよ!」一哉の背中を思いっきり叩いた。

「痛・・。」

「見ててわかる。真理がこんなにいい顔になって・・・」(政子さん・・・ありがとう)

「俺の課の時なんか最悪だったもんな・・」(すいません・・課長・・)

「私も旦那から聞いて、どれだけ心配したか」

「そんなに酷かったですか私?」

「酷いどころじゃなかったわよ。今にも壊れそうで、消えそうで、無くなっちゃい・・
そうで・・見てられなかったわ・・・」

政子さんの目が潤んでいた・・。

「政子さん・・」(そこまで心配してくれてたんだ・・)

「でもほんとによかった・・きっとあいつ・・一哉に任せたんだね」にこっと笑った。

「そうだな。こいつなら真理のこと頼めるってな・・・」

「課長まで・・・ありがとうございます」と笑った。

「大山課長。政子さん。俺、真理と頑張りますから」

「一哉。今度真理が泣くようなことがあったら・・あんた命無いかもね」意味ありげに言った・・

「そうですね・・敵は作らないようにします」とちょっと苦笑いした。

「結婚するなら早く教えろよ。そんなに遅くはなさそうだな~」と一哉を見てニヤリと笑った。

「課長!まだそんなぁ!」

「真理。赤いよ」すぐに突っ込まれた・・・

「政子さんまで!もう・・・」4人で大笑いした

「じゃ そろそろ行くわ。子供が待ってるから」そう言って店の前で別れた。


「あんな夫婦になりたいなぁ・・・」ぽつんと言ってしまった。

「何か言った?」

「いえ。何も」(聞かれたかと焦った)

「今の言葉聞こえたぞ・・・」真理に聞こえないようにぼそっと言った。

二人で買い物の続きをした
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