幸せになっていいですか
おいしい料理とお酒で会話が随分会話が弾んできた・・・。

「真理さんって笑うと素敵ですね」沙紀さんが声をかけてくれた

「沙紀さん。真理って綺麗でしょ。私の自慢の親友だから」

「加奈子も真理ちゃんも会社じゃ美人で有名だからな~。なぁ一哉、智哉。」

「その人を奥さんにもらえる良樹さんはいいなぁ~」

「智哉。沙紀ちゃんは可愛いくてお前に勿体ないわ」

「だろ~。兄のお俺でも思う。こんなにお前のことを思っているんだぞ。それだけで幸せだろ」

「俺達、どれだけ付き合ってた思うんだよ」

「そうだよ。うちのバカ親父があんなこと・・・」

「智哉」

「あっごめん兄貴。真理さん」

「智哉さん。私のことは気にしないで。もう、大丈夫だから」

「あの・・私も真理さんに今夜は、誤らないといけないと思っていまして・・・」

「沙紀さん。もういいのよ。気にかけていてくれてありがとう。でもほんとに
 私なら大丈夫だからね」

「真理さん・・・」ちょっと静かになってしまった・・。

「今は、運命だと思ってる。沙紀さんもあのことがあったから、智哉さんと結婚できたでしょ。
 みんな悲しい出来事だったかもしれない・・でも今は、私が一哉と出会うための出来事だったと
 思ってる。あのことは、・・・もう思い出の一部なの今は・・。
 それに、今は、凄く楽しいから。毎日笑っているから。だからもう・・誤らないでね」

「真理さん・・・」目に涙を浮かべていた。

「あ~泣かないでよ。可愛いのが台無しよ。沙紀さん」

「ほんと真理ちゃんって変わったな~。なぁ加奈子」

「ほんと。よく復活したわ!」

「これもすべて一哉のおかげ。ね、一哉」

「・・・ああ」

「兄貴。照れるな」

「うるせぇ」


「さぁ今夜は飲むか!」

「じゃ久しぶりに飲むか!」

「かんぱーい」

賑やかに食事会が続いた。
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