幸せになっていいですか
「みんなで作成会議でもするか?」と良樹さんが言った。

「ここじゃ誰が聞いているかわからないから場所移すか」智哉さんが言った。

「ああ。じゃ行くか!」と一哉が言った。

みんな一斉に動き出した。

私はみんなの行動の速さにただ目がテンになっていく・・・

「真理行くぞ」その言葉だけで動いてた。

30階・・一哉の家に行くんだ・・あれ?となり?

一哉から鍵をもらい智哉さんが鍵を開けた。

(何で一哉が持ってるの?誰の家?)

そこはゲストハウスになっていた・・・

「ってことは・・・30階は一哉だけ・・・」その場で固まった・・

「真理・・真理ちゃん・・真理さん・・・おい!真理」はっとして一哉を見た。

「一哉・・あなた私をどれだけ驚かすの」

「俺だってここはまだ使わないだろうと思って言わなかった」

「・・・やっぱり私・・・考え直そうかな・・」

「今更・・もう遅い」

みんながソファーに座ってた。私達も遅れて座った。

「加奈子あなたこんな生活やってける?」

「最初は私も真理みたいだった・・でも慣れって怖いよ~これから
 もっとすごくなってくるから」

「真理ちゃん。大丈夫。俺達の家も一哉のとかわんないから」

「新藤財閥って・・・恐ろしいわ・・」

「だから女達がしっかりしないとダメなの。わかった真理」

「はい・・」

「加奈子さんは身内の中で一番存在感が強くなりそうだな」

「はいそこ!男たちだけで話さない!でも一番怖いのは・・意外と沙紀さんかもよ」

「え?私ですか?私じゃ無理ですよ・・」

「こういう無自覚が一番怖いのよ」

「そうかも・・・」みんなが頷いた
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