君にとってX番目の彼女の私は私にとって最初で最後の彼氏だった。
そしてですね。
私がなぜここまで考えに考えて結局渡せなかったのか。
これにはもうひとつの理由があった。
少し戻って12月。
私は咲川くんに告白してました。
だめだろーなーって思ってはいたけど…。
でも、伝えるだけ伝えようって。
返事は予想どうりのNoだった。
でも相手のことを傷付けないようにってたくさん考えてくれたであろう優しい文章だった。
もう涙が止まらなくて止まらなくて。
そこからLINEもしなくなっちゃって、とても気まずくて。
何ヶ月経っても気まずくて。
結局渡せなかった。