嘘つきなポーカー 1【完】


次の日、恭平が黒虎のアジトに行くと、そこには両脇に何人も女をはべらせた竜崎雅人が居た。

竜崎は黒虎のトップ2であり、黒虎1の女好きだ。

いつも違う派手な女を隣に座らせている。


恭平はそんな竜崎を見て、呆れながら口を開く。


「竜崎さん、アジトの中に女を連れ込むのはやめてよ。匂いがきつくて吐き気がする。」


すると竜崎は女の肩を抱きながら恭平に向かって言った。


「恭平、お前はまだまだ子供だな。喧嘩と煙草と女は、男には欠かせねぇよ。」

「幸せな人だね。」


恭平が呆れたようにため息をつくと、竜崎の隣に居た派手な女の1人が恭平に声をかける。



< 282 / 451 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop