嘘つきなポーカー 1【完】
次の日、アジトに現れた恭平の姿を見て、竜崎が驚いたように尋ねる。
「お?恭平、どういう風の吹き回しだ?」
そこには、金髪にいくつものピアスを開けた恭平が、瑠美と一緒に立っていた。
「何となく、イメチェンだよ。」
恭平が無愛想に答えると、竜崎の周りに居た女たちが口々に口を開く。
「やだー!かっこいい!」
「似合ってるー!」
そして竜崎は、恭平の隣に立っている瑠美を見ながら尋ねる。
「んで、お隣さんは?」
竜崎の言葉に、恭平はぶっきらぼうに答えた。
「僕の女。」