優しくないっ、優しさを感じない!
そう、戸惑うあたしの様子を見て進藤は告げた。大事な、重要な言葉を。その部分を。
「……やっぱり、言いたがってないって事なんだ…」
…それは当たり前の事実だったけれど、やっぱりそうなのかと分かるとあたしは…なんだか胸が締め付けられるように、苦しくなる。
言いたがってないのはもう勘付いてた。だから黙ってた訳だし、だから隠そうとしてた訳だし…。でもやっぱり、事実として目に前に現れると、それは思っていた以上に辛くて悲しい。
レナちゃんは、あたしの事どう思ってるんだろう。自分の話をしたくないくらい、知られたく無いくらいあたしの事、信用してないのかな…
確かに、思えばあたしは自分の話ばっかりで、レナちゃんの話を聞いてあげるなんて事、全然出来てなかったかもしれない。あたしがもっと聞いてあげられるような気の利く人間だったら、それともあたしがもっと早くその時のレナちゃんの変化にちゃんと気づいてたとしたら、そしたらレナちゃんは進藤との事も話してくれたかもしれない。
ーーそして、そんな後悔と猛烈な反省の渦の中。
「…仲良いっていうか、幼馴染みなんだ」
「……え?」
その単語は突然、耳に入ってきた。