優しくないっ、優しさを感じない！

つまり、悩んでるのをほっといたら可哀想、とかじゃなくて…


「アイツ、バカなクセに無駄に悩んでやがる。分かる訳無いのに無意味な努力しちゃってさぁって事ですか」

「いや、そういう訳じゃ…」

「バカなあたしなりに色々考えてるとか、だったらどこまで辿り着けたか聞いてみようってか。そうですか、そうゆーつもりで来たんですね！でも残念でした！あたしにはまだ分かりませんよ！あたしはあんたの言う優しいも親切もさっぱり分かりません！」

「……」

「でもいーんだもん、知ろうとも思わないし！あんたの事なんか興味ないし！あたしはコースケの事しか興味ないし！」

「…さっきから思うけど、恥ずかしげも無くよくもまぁそんな事が言えるよね」

「だって恥ずかしい事じゃないじゃん
、どうせもう本人も知ってるし、すでに振られてるし、それでも諦められないあたしがいるんだし！だったらもう突っ走るしかないじゃん！好きなんだもん、仕方ないじゃん！」

「……」

「恥ずかしがってて上手くいくならそうするわ！でもそうもいかないじゃん！上手くなんていった試しが無いけど、でもあたしはずっとコースケが好きなんだもん、しょうがないじゃん！それなのになかなか前に進めないの！進みたいと思ってるのに、前みたいな関係に戻れてホッとしてる自分も居るの！友達の今もすごく楽しいの！」

「……」