愛のかたち
駅から歩いて 15分が経った頃だろうか…。


畑の向こうに 小さな一軒家が見える。 歩み寄るうちに その家は 私の視界に収まらないほど 大きな家に 見えてきた。


「ここに お母さんが居るの…?」


1時間50分 電車の旅を終え それから徒歩20分を歩いた私が ここにいる。


一軒家の門には 「笹木」と 書かれてあった。
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