愛のかたち
家の中から ひとりの女性が 姿を見せた。


茶髪で 体型はほっそり。
瞳が大きく 優しそうな雰囲気を持った 女性だった。


「あの人が お母さん…?」
私は 小声で呟いた。

女性は 郵便物を取りに ポストへ来た。

家に戻ろうとする女性に 私の足と 声が とっさに動いた。


「お母さん…!!」
私の声に 女性が私に視線を向けた。
< 59 / 94 >

この作品をシェア

pagetop