ふたば

「おっおぃ!!」

悠が泣いてる私に近づいた。

「そっそんなに俺からの告白やだったのか!?ゴメンなっ…!!」

無理して笑ってる悠…

やっと私には、言葉が見つかった。


「嫌じゃ無い…嫌じゃ無いよ…」

大粒の涙を擦りながら必死に出た言葉を悠に伝えた。

「サヤカさんの事…考えたり…色々考えたら…ごちゃごちゃになっちゃって…」

また泣き出す私に悠は、そっと抱きしめてくれた。


「…アタシは、悠が大好きだよー……ずっとずっと大好きだったよぉ…」

抱きしめられてもっと涙が出る…

でも今度のは、紛れも無い嬉し涙だった。