ふたば
キーンコーン……


チャイムが鳴った。

「…礼!!ありがとうございました」

私は、直ぐに悠の元に行った。

悠は、私が机に来るとニカッと笑った。


「何??もう俺に惚れた??チビ」


「!!?」


私には、最後の二文字が気になった。

(ちっ…チビって言った…コイツ!!)


「別に!!バーカッッ!」


違うと思った。
思いたかった。

悲しくて切なくなったのは、コイツじゃないって
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