ふたば
「本当にしてないのか?してるんじゃないか?」

先生に疑われて…

とっても悲しかった。

「失礼しました…」

美紀は、先生の話を聞かずに職員室を飛び出した。

後ろで先生が美紀の名前を呼んでいる…

でも美紀の耳には、届かなかった。

廊下を思いっきり走った…

ドンッ!!

誰かにぶつかった…

「っ…痛た…すいま…せん」

美紀は、涙が薄っすら浮かんでる目を手で擦り…

顔を上げた。


「ゆっ…悠…?」


目の前に居たのは、悠だった。
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