青い猫の鈴









「死ねよ」「来んなよ」「汚れるだろ」



降り注ぐ拳と罵声。


それと同時に痛む体と…心。


慣れている。はず、がいつまで経っても慣れない。



あースッキシリしたー何て言って屋上を後にする女の群れ。


私は全然スッキリしてないんだけど?


私も屋上を後にして廊下を歩けば生徒や教師すら見て見ぬふりをする。


なぜなら、女共の群れのリーダーはここの理事長の娘で、私に両親がいないと知っているから。



本当、汚れているのはどっちなんだか…。



そして運命を変える出来事何て起こるわけもなく、放課後になっていた。



やっぱり、ね…





「おい」



私を呼び止めるのはまたあの女共。


周りにいる奴は目を逸らす。


自分がターゲットにならないために。



そして連れて行かれたのはまたしても屋上。


そんなにここが好きかね??





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