ソフトボールがきえた日
そしてわたしは音楽室の目の前に立った
そして後ろから
「あれ?綾芽、どうしたの?」
とサックスを持った飛美が話掛けてきた
「いやっちょっとどんな感じでやってんのかなーってね」
「もしかして綾芽って楽器とかに興味あるの?」
飛美の後ろからドラムのバチをカッカッと叩きながら沙彩がいった
別に楽器とかに興味あるとかじゃないんだよね…むしろ音楽は苦手だ
「今から演奏するけどよかったらみてみて!」
柚乃がわたしの腕を掴み音楽室の中にスタスタと歩いていった